アドリブソロと作曲に使える音楽理論 その2-2 メジャー解決セカンダリードミナント

前項で、マイナーコードを強引にメジャーコードに置き換えて説明しました。これをまた元に戻してみます。

A7 B7 C7 D7 E7
↓進行する
Dm Em F G Am

こうすると、セカンダリードミナントは、メジャーコードに解決するものが2つ、マイナーコードに解決するものが3つに分かれることになります。
この2種類は使い方が違うので、まずこの項ではメジャーへ解決する、C7とD7について説明します。

コード進行の中にC7とD7が出てきたら、そこは「一時転調」したと考えます。
例えばこんな進行。

■F → G → C → C7 → (最初へ戻る)

Cを2つ続けるより、最初のFへ戻ろうとする力が更に強くなる進行です。
ここで、F,G,CはKey of Cですが、C7でKey of Fへ一時的に転調していると解釈するのです。
すると、スケールも一時的にFになります。鍵盤で見ると明確にわかりますが、C7で出てくる黒鍵はシ♭。Scale of Fで1つだけ出てくる黒鍵もシ♭。このように対応関係があるのです。もしC7が鳴っているときに♭ではないシをメロディで弾いてしまうと、そこは濁ります

F → G → C → C7 (最初へ戻る)
key of C
Scale of C
key of C
Scale of C
key of C
Scale of C
key of F
Scale of F

表にすると、こうです。メロディを弾く時、C7に差し掛かった瞬間、スケールを替えて対応しなければいけないということです。

D7についても考え方は同じです。こんな進行があるとします。

■C → F → D7 → G → (最初へ戻る)

サブドミナントとドミナントの間にもう一つツナギを入れたような感じです。

ここでも、D7が鳴っている時だけKey of Gへ一時的に転調していると解釈するのです。
鍵盤で見ると、コードD7で出てくる黒鍵はファ♯。Scale of Gで1つだけ出てくる黒鍵もファ♯と、やはり対応関係ができています。

C → F → D7 G → (最初へ戻る)
key of C
Scale of C
key of C
Scale of C
key of G
Scale of G
key of C
Scale of C

表にするとこうです。
間違ってはいけないのは、Key of Dではないということ。7thコードなので、あくまでトニックにあたる音へ移動して考えます。
それと、直後のGはKey of Cへ戻るということ。転調したのだからKey of Gのままでいけるのではないかとも思えますが、それだと次のCのコードへ進行する時に不自然になってしまうので、基本的にはすぐ元のキーに戻ります。

この2種類が、「一時転調」の最初の例です。

その2-3 マイナー解決セカンダリードミナント その1

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