アドリブソロと作曲に使える音楽理論 その1-7 基本4和音の特徴

前項で、4つの音からなる和音で、基本の7つを学びました。これです。

I△7 IIm7 IIIm7 IV△7 V7 VIm7 VIIm7-5

これらの特徴を説明していきます。
「役割」については、テンション(min7th,maj7th)を除いた部分が、1-5項で説明したものと同じになります。

■I△7
「トニック」のメジャーセブン。テンションなしのIと比べて、「キラキラ感」「ちょっとした哀愁」が感じられます。
曲の最初や最後に置くと安定感はありますが、やや放り投げたような印象に感じられることもあります。無印Iの方がよりドッシリと安定します。
コード進行中でIIImやIIIm7を代理に使える印象は、より強くなります。

■IIm7
「サブドミナント代理」・IImのmin7th付。テンションなしと比べて、暗さがまろやかになります。
7が付くことでIVの構成音を全て含むため、代理としてより有効になります。

■IIIm7
「トニック代理」・IIImのmin7付。これもまろやかになります。
IIIm7だけの特徴としては、VImやVIm7へ進行しようとする力が比較的強くなります。

■IV△7
「サブドミナント」のメジャーセブン。I△7と全く同様に、「キラキラ感」「ちょっとした哀愁」が感じられますが、腰が据わった感はただのIVとあまり変わらずに済みます。

■V7
「ドミナント」のセブンスコード。単体としてはなんというか「粘り強い」感じと言いますか。
それよりも、役割が非常に大切です。
構成音にivが加わることで、ivとviiの「トライトーン」という関係が生まれます。これが不安定な幅の音であるため、トニックへ戻ろうとする力が全コード中最も強くなります。
つまり、Iへ進行したいならば、VよりV7を使う方がより定番になります。

■VIm7
「トニック代理/マイナーのトニック」・VImのmin7付。m7は全部まろやかになりますが、VIm7の場合はトニックIの構成音を全て含むため、IIm7,IIIm7よりも更に明るいイメージに近づきます。

■VIIm7-5
「ドミナント代理」・VIIm-5にmin7が加わったもの。別名ハーフディミニッシュ。
無印VIIm-5とほとんど印象は変わらず、実際の現場ではほぼmin7付で使われます。
これもVの代理としては使われず、「マイナー解決のツーファイブ」という使われ方をします。それについて別の章で詳述しますので、まだ覚えなくてよいです。

これでダイアトニックコードの基本7つ+7つで14個が揃いました。他にもダイアトニックコードはありますが、とりあえずひと区切りです。ヒット曲でもシンプルなものは、ここまで学んだ要素だけで最初から最後まで説明できてしまいます。
次回は実践編として、第1章のシメとします。

その1-8 ダイアトニック実践

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