音楽理論番外編:コード名いろいろ

同じコードでも、人によって表記が違ったりします。
それをまとめてみます。

数字、例えば「セブン」を「セブンス」というように、全部にthをつけて呼ぶ人もいます。どちらも間違いではありません。

I△7 = IM7 = Imaj7 メジャーセブン。△で書く人はJazz系に多い。手で素早く書いた時に小文字のmと間違えにくいのでお勧め。
VIm = VI- マイナー。「m」をマイナス記号だけで済ます人がまれにいます。ほぼJazzの人。色々紛らわしいのでお勧めはできません。
VIm7 = VI-7 = VImin7 マイナーセブン。上記同様「m」をマイナス記号だけで済ます人がまれにいます。minと書く人もたまにいて、アメリカ人系に多い印象。
VIm△7 = VImM7 = VImmaj7 マイナーメジャーセブン。半音進行で時々使うコードです。こちらはあんまり△で書く人を見た事がありませんが、通じるとは思います。
Idim = Idim7 ディミニッシュ。通常4つ積んだ音をディミニッシュとしますが、まれに3つ積んだものをdim、4つ積んだものをdim7と書き分ける人がいます。理論上はごっちゃになってもあまり影響はありません。
VIIm7-5 = VIIm7♭5 = VIIΦ マイナーセブンフラットファイブ、別名ハーフディミニッシュ。手で書くと長いので、〇にナナメ線を引いた記号で表されることがあります。Jazz系はそれで書いてハーフディミニッシュと呼ぶ人多し。
Iaug ≠ I+5 オーギュメントとシャープファイブ。構成音は同じなので全く同じコードとして捉える人もいますが、厳密に言うと、シャープファイブの方は演奏中にナチュラル5thとシャープ5thを同時に弾いたり、行ったり来たりするという意味が込められていることがあります。また、+5表記はルート音がaugよりも明示的であるという意味もあります。

I7+9 = I7♯9 セブンシャープナイン。9に限らず、11や13など高次テンションを半音上げる時に使われる表記。プラスの方がやや一般的でしょうか。
I7-9 = I7♭9 セブンフラットナイン。上記と同じく、9th,11th,13thなどを半音下げる時に使われる表記。これもマイナスの方がやや一般的でしょうか。
V7alt ≠ … セブンオルタード。セブンスコードを土台として、何らかのオルタードテンションを加える、という具体性の低い表記です。でもJazzではかなり実践的な概念だったりします。

ほか、単に「Ialt」と書いているコードブックに出会った事があり、♭5の意味だった気がしますが、忘れてしまいました。ほぼ使われない書き方なので、覚えなくてもよいでしょう。

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